
「一人じゃない」から続けられる中国語学習
はるな 中国語トレーナー
今回ご紹介する日本人トレーナーは、フルーエントのYouTubeにも出演している「はるなトレーナー」。動画で一度は見かけたことがある、という方も多いのではないでしょうか?
現在は中国に在住し、中国語を自在に操りながら現地でお仕事も——そんな姿からは、順風満帆なキャリアを思い浮かべるかもしれません。
しかし実は、語学学習でも現地生活でも「挫折の連続だった」と語ります。
今回は、そんなはるなトレーナーに、受講生のサポートで心がけていることやフルーエントの魅力について、お話を伺いました。
(取材:スタッフ 永田)
「一人じゃない」から続けられる。楽しく伸びる中国語学習のサポート術
永田:今日は、フルーエントの人気トレーナー・はるなさんにお話を伺います。早速ですが、トレーナーとして日頃から心がけていることはありますか?
はるなトレーナー:はい、私は「いいところをしっかり見つけて、具体的に伝えること」を大切にしています。褒められるとやっぱり嬉しいですし、学習のモチベーションにもつながりますよね。
永田:なるほど、褒め方にも工夫があるんですね。フルーエントのサポートは、オンラインで完結するスタイルですが、その中で学習が継続できる秘訣は何だと思いますか?
はるなトレーナー:やはり「一人じゃない」と実感できることだと思います。フルーエントでは、オンラインでどこからでも自分のペースで学べる環境が整っているだけでなく、受講生一人ひとりに担当トレーナーがつき、学習の流れやペースを一緒に考えながら進めていきます。さらに、ネイティブ講師とのレッスンで、学んだことを実際に使える場もある。これが「話せるようになってきた」と実感できるポイントかなと思います。
永田:確かに、オンラインだと孤独になりがちですが、フルーエントではトレーナーがついてくれるので安心ですよね。
中国語で自由にコミュニケーションがとれるようになった!喜びの声
永田:はるなトレーナー、これまで多くの受講生をサポートされてきたと思いますが、「この方、本当に成長されたな」と印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
はるなトレーナー:たくさんいらっしゃいますが、特に印象的だったのは、中国人の恋人と中国語でしっかりコミュニケーションが取れるようになった受講生ですね。
永田:恋人が中国人だと、モチベーションは高まりそうですが、そのぶん「通じないつらさ」も大きいですよね。他にもいらっしゃいますか?
はるなトレーナー:はい。約1年かけて、ゼロからHSK4級に合格されて、日常的な会話なら不自由なくできるようになった方がいらっしゃいます。
永田:1年で4級、しかもゼロからとなると相当な努力ですね。はるなトレーナーのサポートと、ご本人の努力が合わさったからこその成果ですね。
思いがけず出会った中国語

永田:はるなトレーナーの事もお聞きしたいです。成都にお住まいですね。もう3年くらいでしょうか?そちらの生活には慣れましたか?
はるなトレーナー:ずいぶん慣れました。
永田:今はお仕事で中国にいらっしゃるはるなトレーナーですが、そもそも、はるなトレーナーが中国語を学ばれるきっかけは何だったのでしょうか。
はるなトレーナー:大学の必修科目に中国語があったこと、でした。高校時代までは英語が好きで、大学の専攻もグローバルコミュニケーションというものだったのですが、入学して中国語がある、ということがわかったんです。
永田:なるほど!中国語を目指して入学されたというわけでは無かったと。
はるなトレーナー:でも、いざ学んでみると、自分に合っていたのでしょうね。学び始めてまもなくの頃から、「あぁ私、中国語を話せてる!」という感覚を持てていたんです。英語はそれまで長く勉強していましたが、ここまでの実感はありませんでした。
永田:短期間でそのように思えるなんて、とっても相性が良かったのでしょうね。
はるなトレーナー:それまでも、例えば中国語以外のいろいろな国の言葉を耳で聞いて、それをそのまま真似るということが得意でした。中国語の声調も、まず聞いて、その高低差を認識して真似て…ということが、それほど苦労せずできた、というところが大きなポイントだったのかなぁと思っています。
永田:素晴らしい!はるなトレーナーの発音は本当に美しいですもんね!
大学一年生で台湾、そして重慶へ

はるなトレーナー:次第に中国語の世界にはまりつつある中で、大学一年生で台湾へ、翌年には重慶に留学をすることに決めました。
永田:実際に現地に行かれての印象はいかがでしたか。
はるなトレーナー:台湾への留学は短期間でしたが、日本に対して良い印象を持ってくださってる方も多くて、生活そのものもしやすかったですね。中国語の力がぐっとついたのは、重慶留学時代です。やはり現地に行くと実践で中国語を使う機会に恵まれるので、運用力が飛躍的にアップしました!
永田:いいですねぇ。留学時代に生きた中国語を浴びまくられたのですね!その当時の学習内容で、工夫されていた点があれば教えていただけますか。
はるなトレーナー:実は…私は、本当に与えられたことをやっていただけなんですよ。なので私の話が記事になるのかなぁって心配になるくらいです。
永田:かっこいい…
与えられたことを、しっかりと
はるなトレーナー:大学に入りたての頃などは、中国語の授業を受けた後は、図書館に行ってその日の復習と次回の予習をしていました。友人が用事で帰っていく中で、ひとり黙々と中国語に向き合っていて。私、結局アルバイトもしなかったんですよね。図書館が恋人みたいな感じでした(笑)
永田:私なんかはつい、いろいろなものに手を出して、結局、器用貧乏みたいになって終わることが多かったのですが。はるなトレーナーのように「コレ」と決めてまっすぐ進まれる姿勢は本当に素晴らしいなと感じます。そのようにストイックになれた理由は何かあるのでしょうか。
はるなトレーナー:それまでの自分を振り返ると、”挫折”が多かったと感じています。高校も大学も、第一志望のところには行けなくて。だからこそ、卒業するまでには、何かひとつ、自分にできることを身に着けて、自分自身の強みにしたいって思っていたのだと思います。学費を出してもらっている両親にも、申し訳がたちませんし。
永田:しみじみ、えらいなぁと思います。
はるなトレーナー:だから、中国語大好き!という気持ちではなかったんですよ(笑)
永田:有言実行できる強さをお持ちですね。
とにかく話すこと
永田:はるなトレーナーが採用されていた学習方法について、教えてください。
はるなトレーナー:とにかく、話す!です。台湾留学の頃は、中国語学習スタート後、まだそれほど経っていないにも関わらず、「私は中国語ができる」なんて思っていました。
それが、重慶に行った後、自信を持っていたはずの中国語への自信が揺らいでしまったんです。「私の中国語が通じなかったらどうしよう」と、臆病になってしまい、なかなか積極的に話しかけたりすることが、できませんでした。
永田:どのように乗り越えられましたか?
はるなトレーナー:重慶への留学後まもなくは、今申し上げた通り自信も持てず、友人などもできず…で不安でした。日本の親に電話をして泣いたりもしました。その時、「自分で決めたことでしょう」と背中を押してもらえて。「そうだった、自分で決めて来たんだった!」と気づいて、そこからはもう、積極的に行動するようになりましたね。
永田:はるなトレーナーは素直な方ですよね。言われたことはきちんとこなし、壁にぶつかってもそこにまっすぐ向き合われて。
はるなトレーナー:そうなのかもしれません(笑)
話す、通じる、また学ぶ、の好循環
はるなトレーナー:積極的に中国語を話すようになってからは、先生方からも中国語を褒められる、というような良い循環ができました。
そうして、気づいた頃には徐々に話せるようになっていました。私は、話さないでいることで生じてしまう負のループを経験したからこそ、恥ずかしくても、自信が無くても、とりあえず中国語を話してみることの大切さを、受講生にも、伝えていきたいなぁと思っています。

※1:テキストを見て振り返り
永田:このことは、受講生とのやりとりの際にも伝えてらっしゃるのですね。
はるなトレーナー:受講生の背中を押したり、話す機会を作れれば、と思いながらコーチングもしています。ある程度学習が進んだ受講生とのコーチングでは、なるべく会話練習を入れています。
はじめは話せなくても、逆にそのことが学習継続のモチベーションにもなりますし、前回より「話せている自分」を実感できれば、嬉しいですしね。
永田:コーチングの軸もお持ちですね。
自分のレベルは気にしない。やるべきことは…

永田:はるなトレーナーは、ご自身には、中国語ができるようになった、と感じた瞬間、いわゆるブレイクスルーのポイントはなかった、と仰っていましたが、これはどういう理由からでしょうか。これまでの学習を振り返って、やはり大きく力がついたのは、留学時代だったと思うのですが…。
はるなトレーナー:正直なところ、勉強をしている最中は、その時の自分のレベルをいちいち気にしていないんですよね。目の前にあるものを丁寧にやるのみ、と言いますか。ブレイクスルーというのも、あとから振り返ってこそわかるのだと思っています。気づいたら、できるようになってたということが多いからです。
永田:なるほど、これがブレイクスルーだ!という明確なものは、案外その時にはわからなくて、長く続けるなかでのちのち振り返ったときに、あのあたりかなぁと実感するものなのかもしれませんね。
はるなトレーナー:さらには、できる、できないというものは、主観的なものさしではなく、客観的なものさしではかるのが大切だと思っています。自分はわからない変化でも、周りは気づいてくれるなんてこともあります。
できる、できないという判断はいったん脇に置いておいて、目の前にある課題をこなしていくだけです。もし何かと比較するのであれば、必ず過去の自分と比較することが大事でしょうね。一番最初に中国語を始めたときのレベルと比べれば、必ず伸びていますから。
聴く力向上にむけた具体的TO DO
永田:听力(リスニング力)についてうかがいます。はるなトレーナーが今、中国語を耳にされるときは、日本語に変換されたりしていますか?脳内でどういったことが起こっているでしょう。
はるなトレーナー:以前は聞こえた中国語を日本語に変換していましたが、徐々にそれがなくなり中国語を中国語で理解するようになりました。
永田:ずばり、そうなるまでには何が必要だとご自身で感じられますか?
はるなトレーナー:中国語を日本語訳せずにそのまま聞こう、という意識づけをした、ということが理由のひとつに挙げられます。
永田:意識づけを!日本語につい直してしまいそうな時に、脳内でストップをかけて中国語で聞こう…という意識づけを、きっと高速でされていたのでしょうね!おそらく相当量の中国語をインプットされる中で、訓練されたんだろうと推察します。
はるなトレーナー:後は、あとは、やはり知っている単語の量を増やす、ということですよね。それらが土台になると思います。私自身、まだまだ中国語は学ぶ必要がある、と感じているので、これからまた学校に通おうかなと思っているんです。
永田:素晴らしい。きっとこれからも、ずっと学び続けられるんでしょうね。ずばり、ご受講生の听力が向上するために、中国語を、日本語を介さずそのまま理解するために、何を、どれぐらい続ければいいなど、アドバイスがあれば教えていただけますか。
はるなトレーナー:とてもシンプルなのですが、中国語を聴き続ける!ということですね。実は先日コロナにかかってしまったのですが、その際に1週間ほど中国語に触れないという期間があったんです。療養期間があけて同僚の中国語を耳にしたとき、「あれ、何を話しているかわからない!」って感じたんですよ。
永田:なんと!
はるなトレーナー:早口になってない!?って思わず同僚にも尋ねました。耳ってすぐに忘れてしまうので…。どのくらいの時間か、などは人それぞれかと思いますが、とにかく毎日、中国語を耳にしてほしいと思います。
永田:私も肝に銘じます!
最後に――あの頃の自分へ
最後に、はるなトレーナーに「中国語学習を始めた当初の自分に声をかけるとしたら?」と聞きました。
はるなトレーナー:「将来あなたは、中国人に中国語で日本語を教えるお仕事をしていますよ。」
与えられた課題をひたすら丁寧にこなす。そんなストイックな一面も持つはるなトレーナーだからこそ、コツコツと積み重ねる力を信じて歩んできた道のりがあります。
一歩ずつでも前に進んでいけば、きっと未来は思い描いた以上のかたちで待っている——そんな力強いメッセージを胸に、今回の対談を締めくくりたいと思います。









