短期間で中国語を話せるようになり、試験にも合格できるフルーエントの「マンツーマンサポートコース」。
今回は1年間コースを受講された永岡栄さんの体験談インタビューをお届けします!
約半年でHSK4級を取得され、取材時にはHSK5級も受験されていた永岡さん。
「全く自信がない」とのことでしたが、取材後すぐに5級合格の吉報をいただきました。
本当におめでとうございます!
2年目の継続コース受講も決まり、さらに上を目指して学習に励んでおられます。
中国語学習のきっかけから、今後の目標までお伺いしました。
(取材:中国ゼミ編集部 高田寿実/尾崎くるみ)
1. 中国語を始めたきっかけは中国人の患者さん
1-1.現役の消化器外科医。
尾崎くるみ(中国ゼミスタッフ 以下尾崎):まずは簡単なプロフィール、お仕事、中国語学習歴、資格など差し支えない範囲でお話いただきたいと思います。
永岡栄さん(ご受講生 以下永岡さん):東京都内の病院で消化器外科医をしています。中国語学習歴はフルーエントに入る前に約半年間学習していました。
尾崎:その半年間はどこかで学習をされていたのですか?
永岡さん:独学と言いますか、三宅先生の本から中国語学習が始まりました。
尾崎:なるほど!
高田寿実(中国語ゼミスタッフ 以下高田):三宅学長の著書「HSK・中国語検定 最強の学習法」ですね。
永岡さん:はい。具体的な学習方法や、レベルに合わせたおすすめのテキストなどが載っていたので、その本を読んで学習を開始しました。
尾崎:そうでしたか。中国語学習をスタートされたきっかけは、何だったのでしょうか?
永岡さん:中国人の患者さんが比較的多く来院されるので、中国語でコミュニケーションが取れるようになればと思い、中国語を始めました。コロナになってから中国人の患者さんはだいぶ減ってしまいましたが・・。
高田:なるほど。
永岡さん:もう10年以上前になりますが、ある中国の方が、上海から診察を受けにこられました。その方は現在、日本に住んでいらっしゃいますが、当時からこれまで、ご縁が続いているんです。
私の働く病院まで、今も通院してくれています。ご自身は手術をして回復されましたが、後にその方のご家族、親戚、お友達を「検査してほしい」と連れて来て下さるようになって。
高田:えー!永岡先生をご指名で「診てください!」ということですね。
永岡さん:そうですね。その方は日本語も喋れますが、中国から来る親戚やお友達は全く日本語ができなかったので、中国語で挨拶ぐらいできればと思いました。
高田:10年前、その方の治療にあたられた時は特に、中国語を学習しようという考えはなかったのでしょうか。
永岡さん:全く考えていなかったです。
高田:中国の方はご縁を大事にされると思いますが、それを今まさに、体感していらっしゃいますね!
尾崎:とても信頼されているということだと思います。
永岡さん:ただ、今はコロナの影響で、「友人たちも上海から出られない」とメールで相談を受けています。
高田:なるほど。以前のような行き来が、またできるようになるといいですね!素晴らしいエピソードをありがとうございます。
1-2.フルーエントが自分の生活スタイルに合っていた
尾崎:ではここからは、フルーエントをお選びいただいた理由について、お話いただければと思います。遠藤トレーナーから、『見てマネ60』(フルーエントが独自に開発した、発音に特化したトレーニング教材)をマンツーマンサポートコース受講前に学習されていたとお伺いしております。
永岡さん:そうですね。当初、三宅先生の本で紹介されているテキストを使って勉強していた時、少しは理解した気になっても、実際に声を出してみるとすぐ頭に「この発音、なんだろう?」と、はてなマークが出るような状況でした。
そこで、「フルーエントに入ろうか」と思い始めたのですが、まずは『見てマネ60』で基礎発音を勉強し、それから考えることにしたんです。しかし、この『見てマネ60』はひたすら辛い勉強でした。
高田:筋トレのようなものですよね。毎日孤独にひたすら発音練習を頑張るという形なので大変だと思います。永岡さんは、最初に三宅学長の本で忠実に学習され、そこから発音の大切さを実感されたわけですが、どこか別の学校に通おうとは思われなかったのですか?
永岡さん:仕事で急に呼ばれてしまう事があるので、学校に通うのは仕事柄無理なのです。
高田:なるほど!
永岡さん:通うのは現実的に、自分の生活スタイルに合わないのです。また、時間が決まっているオンラインの受講も難しいと思いました。とは言え、「このまま独学で学習を続けるのは無理」という思いもありました。
生活リズムと自分の状況を合わせて考えて、まず、発音をある程度できるようにして、フルーエントに入会することを最終的に決意したという流れです。
高田:ありがとうございました。三宅学長の事はこの本をきっかけに知られたのでしょうか?
永岡さん:そうですね。「中国語」と調べると、色々なサイトが出てきますが、だいたい三宅学長が上の方に出てくるので、「どんな人なんだろう」と興味がありました。
高田:そこから、フルーエントを選ばれたということですが、他の講座と迷われませんでしたか?
永岡さん:他は受講するのは無理だと分かっていたので、全く調べてもいないです。
高田:フルーエントに決めていただきありがとうございます。
2. トレーナーからのアドバイスと、三宅学長の学習メソッドで順調に試験に合格!
2-1.トレーナーへ質問をすると瞬時に回答してくれた!コーチングでは難題を与えられ苦戦
尾崎:日本人トレーナーの指導についてお伺いしたいです。担当は遠藤さおりトレーナーですね。最も役に立った事やトレーナーとのエピソードを教えてください。
永岡さん:質問回答が一番ありがたかったです。「いつでもご質問どうぞ」という事だったので質問をすると、ほんとうに瞬時に返答していただいたことには驚きました。今となってはつまらない、くだらない質問も結構あったと思いますが・・。
尾崎:そんなことないと思いますよ!
永岡さん:あとはトレーナーの返信が、まず褒めてから学習へのアドバイス、という内容だったので、頑張ろうという気持ちになりました。
高田:確かに返事が早いと安心しますし、モチベーションが下がりませんよね。
永岡さん:たくさんの受講生がいますが、自分のことを”忘れられているのでは”と思う事がなかったので、助かりました。印象的だったエピソードは、発音についてのやりとりですね。コースでは、提出課題がいくつか課されます。
その中の発音課題について、受講当初はたくさん練習した中で、1番良いものを選んで提出していました。練習回数は10回、20回、、100回まではいかないですが。
高田:それはすごいですね!
永岡さん:そこまで徹底して練習したものを出しているので、フィードバックではきちんと褒められます。問題はコーチング(マンツーマンサポートコースでトレーナーとZoom等を使って2か月に1回、学習相談や発音のチェックが行われる)の時でした。
コーチングは提出課題とは別にコーチング用の課題があり、事前にお知らせいただけるのでそれを練習して臨むんです。ですが、当日にいきなり「自分の書いた作文を読め」と言われたときは、驚きました。(笑)
尾崎:結構スパルタですね!(笑)
永岡さん:最悪でした!全然スムーズに音読出来なかったですね。さすがに全く練習してなかったので・・。
(一同爆笑)
永岡さん:自分が書いた作文を音読するなんて、想定外でした。
尾崎:その時はお辛かったと思いますが、永岡さんのレベルが高いので、トレーナーも難しい課題を出したのだと思います。
高田:レベルが高くないとできない指導だと思います。その時は焦りはあったけれど、なんとか読まれたという感じですか?
永岡さん:いや読めなかったですよ(笑)。
尾崎:トレーナーからは、どういう評価がありましたか?
永岡さん:頭が真っ白で、あまり正確に覚えてないです。私がしどろもどろになっているところを即座に直してくれて、それを追いかけて発音をする形でした。
高田:自分が書いた作文を正確に発音する事ができれば、もう完璧ですよね。本物の力がつく練習だと思います。その後は、その経験から変化はありましたか?
永岡さん:次回もまた来るかも、と思っているので、今も、自分の書いた作文を一生懸命に音読練習してます。
2-2.「常に試験に申し込む」作戦で、トントン拍子でHSK1級から4級を突破
高田:資格についてもお教えください。フルーエントで学習をスタートされてから、HSK4級に合格されるまでが半年という早さでしたね。ご受講生の中でも、ほぼ初心者から始められて、半年で4級というのは相当、素晴らしい結果です。1級から受けられたのですか?
永岡さん:もちろん、1級から受けました。
高田:ご受講から、1か月目で試験に申し込まれた?
永岡さん:三宅先生から、「常に試験を申し込んでおけ」と言われて。
高田:それがフルーエントの決まり文句ではありますね(笑)。
尾崎:3月に3級、5月に3級、7月に4級合格、という素晴らしい流れですね!
永岡さん:そうですね。2級までは楽勝でしたが、当時を振り返ってみると、やはり3級以上は難しくなり、できた気がしなかったです。結果的にはそれなりの点数をいただきましたが・・。4級になると、もう半分どころか3割ぐらいしかできなかった感覚でした。
尾崎:そうなんですか!?でも、かなり高得点ですよね。
永岡さん:4級は低いですよ。227点でしたから。
尾崎:低くないですよ!200点以上は高いと思います。
高田:8割近く取れていらっしゃいますよね。
永岡さん:読解で89点を取っているので、少しずるいですよね。(日本人は漢字がわかることも影響し、読解部分は高得点となる傾向がある)リスニング70点、作文68点でしたので、読解で穴埋めしたような感じです。
高田:それぞれ平均的に点を取られていて、素晴らしいですよ。試験前には対策をされていましたか?
永岡さん:そうでもないです。フルーエントのテキストで、レベル4の最後に「HSK4級 要履修文法」というまとめがあって、それに沿って復習しただけです。過去問をたくさん解く時間はありませんでした。
高田:そうなんですね!過去問ばかりに集中されたわけではなく、フルーエントのテキストやカリキュラムを、忠実にこなされていたのですね。
永岡さん:そうですね。
2-3.フルーエントの魅力は「絶妙なバランスで作られたカリキュラム」
尾崎:フルーエントのカリキュラム、学習メソッド、テキストで気に入っている部分はありますか?
永岡さん:スケジュールが段階的になっているのが良かったです。だから、自分のペースで進められました。最初は学習への勢いがあったので「わあーっ」と進めて行きました。
誰でも無理なく進められるように、上手く作られている印象です。あとは、オリジナルのテキストだけではなくて、指定の市販教材が上手く組み込まれている点は、素晴らしいと思いました。
高田:ありがとうございます。カリキュラム通りスムーズに勉強を進めることができたという事ですね。
永岡さん:そうですね。バランスが良いと思います。声を出す練習もあって、本当に上手く作られていると思います。
高田:読む・書く・聞く・話す、4技能を網羅して散りばめています。結果的に永岡さんがHSK4級の試験で「バランスよく点数を取る」という結果に繋げていただき、ありがたいです。ちなみに学習スケジュールは組まれていたのでしょうか?
永岡さん:はい。大まかに組んでいました。
高田:スケジュール通りに実行されたのでしょうか?
永岡さん:中国語学習を最優先にはしていたので、大体その通りにできました。でも、みなさん同じかと思いますが、もちろんできない時もありました。
2-4.学習は誰からも邪魔をされない時間帯に習慣化した
高田:中国語を最優先にされていて、素晴らしいですね!お忙しい時もあったと思います。
永岡さん:そうですね。学習できる時間は決まっていました。朝、仕事前に1時間、後は夕方、時間があれば学習するという感じでした。
尾崎:毎日決まった時間に学習されるということですか?
永岡さん:そうですね。朝は午前7時から8時です。8時を過ぎてしまうと業務が始まってしまいますから。時には6時半から学習することもありますね。
尾崎:毎日同じ時間に学習をするというのが、継続する秘訣でもありますよね!
永岡さん:その時間は仕事で呼ばれる確率が非常に低いんです。
高田:誰からも邪魔されない時間帯に、中国語学習の時間を確保されていたのですね。
永岡さん:三宅先生も「誰からも邪魔されない時間に学習をする」という事を本に書かれていたので。
高田:お休みの日はいかがでしたか?
永岡さん:休みの日は少し時間がイレギュラーにはなりますが、時間がある時はやってました。上手く時間ができると、5時間ぐらい学習していたときもありました。
高田:なるほど。フルーエントで推奨している学習時間が、1週間に10時間以上ですが、それ以上に時間を取られていたのですね。週にすると何時間くらいでしょうか?
永岡さん:恐らく一番学習していたときは20時間ぐらいだと思います。
高田:やはり時間も結果に繋がるものなのですね。
尾崎:短期間で試験に合格されるはずです。素晴らしい!
高田:お仕事がお忙しい中で、これだけの時間を確保するというのは、相当大変なことだったと思うのですが、コツコツと学習を継続されたのですね。
永岡さん:そうですね。中国語学習を始める前は、その時間に何をしていたのかと思うと、論文を書いたり、読んだり、あるいは手術手技のテキスト読んだりとかしていましたね。そちらの方は、若干疎かになったと思います。
高田:優先順位が変わったということですね。
永岡さん:そうですね。
尾崎:それぐらい中国語に熱中してくださったというのが、同じ中国語学習者として嬉しいです。
高田:学習へのモチベーションが下がることはありませんでしたか?
永岡さん:飽きたり、モチベーションが下がるということはまだ全然ないですね。
2-5.フルーエントを受講して1年。街中の中国語が聞こえるようになった!
尾崎:これまでに、試練と呼ぶような時期はありましたか?
永岡さん:まだ試練は全くなく、楽しんで学習をしています。
高田:発音をマスターした後、少し会話ができるようになり、さらに楽しくなりましたか?
永岡さん:いえいえ、まだまだです。患者さんが入って来た時に「请坐。(座ってください)」と言うのですが、それぐらいしか通じないですね。「请坐」と言うと、それだけでも驚かれますね。
高田:先生に突然中国語で話しかけられたら、驚きますよね!
永岡さん:「なんで知ってるんですか?」と聞かれました。
尾崎:とても嬉しいと思います!
高田:中国語を使うことで、中国人の患者さんとの関係性が良くなりそうですね。
永岡さん:今はまだ、上手く話せないですし、相手が言っていることもわからない部分があるので、通訳の方が必ず側にいてくれます。ただ、少し中国語が話せることで、患者さんと通訳さんが「なんかこの先生、中国語がわかってるみたいですね」という感じでやり取りしていますね。だから、わかっているように見えている、というのは信頼に繋がっているのでは、と思います。
尾崎:何となく単語がわかりますか?
永岡さん:そうですね、言っている事が全くわからないわけではないです。
高田:そこが全く中国語を勉強されていない方と、勉強されている方との大きな違いですよね。多少話していることがわかるだけでも全然違いますよね。
尾崎:患者さんとの距離が近づきますよね。
永岡さん:半年ほどは、中国語を聞いていても、完全に環境音でしたね。最近は電車のアナウンスや人ごみの中で聞こえる中国語が耳に入ってくるようになりました。病院の館内でも中国語のアナウンスをしていて、それも聞こえてくる時があります。だからそれなりに成長してるのだと感じました。それがモチベーションに繋がっていると思います。
尾崎:確実に”中国語の耳”が出来上がりつつあると思います!
2-6.自作した中国語ノートが1年間で13冊にも!
尾崎:学習報告を欠かさずにされていた、とトレーナーから伺いました。継続できた秘訣は何だったのでしょう?
永岡さん:三宅先生の本に「ノートをたくさん作れ」(*表現ノート、作文ノートの事)と書いてありました。僕は1冊のノートに集約してしまいましたが、それが現在13冊目になります。このノートに、学習計画、学習報告する為の記録をつけていたので、それをそのまま遠藤トレーナーに送ってきました。だから学習報告はストレスなくできていました。
高田:学習報告を送ることで学習が習慣化できた、という効果はありましたか?
永岡さん:ありました。自分が何を勉強したか、振り返ることもできました。
高田:ちなみにそのノートはどういったものですか?
永岡さん:小さな方眼ノートです。上手にノートを分類できないので一冊にまとめました。
尾崎:ノートを13冊も作ったというご受講生さんは初めて聞きました。本当に素晴らしいですね。
3. 中国語を活かして、日本と中国の医療の架け橋になりたい!
3-1.中国語を始めて、「何歳からでも新しいチャレンジができる」と実感
尾崎:フルーエント受講前のご自身と比べて、変化したことはありますか?
永岡さん:私は今年で60歳になります。職場のスタッフに「よくこの年でまた新しいことを頑張るね」と言われました。そう言われて改めて、「新しい事はまだまだ出来るんだな」という気持ちになりました。多分、受講前だったらこんな事は考えられなかったです。
高田:可能性をご自身で発見されたのですね。実際に0から中国語をスタートされたことが、次にまた新しいことを始めるときの、原動力になりますよね。周りからそのように言われたというのも素晴らしいですね。
永岡さん:自分から「中国語を勉強している」と宣言していました。
高田:病院のスタッフさんやご家族に?
永岡さん:そうですね。
尾崎:宣言するのは大事ですね。「言ったからにはやらないといけない」「習得しなければいけない」という気持ちになります。
永岡さん:他に変化したことでいうと、隙間時間を上手く使えるようになりました。「あと15分あるから、もう1度ここを読んでおこう」「ここをリスニングしておこう」という時間の使い方が出来るようになりました。
高田:素晴らしいですね。その隙間時間の5分、10分の積み重ねが、多くの学習時間につながりますからね。それが結果にも現れます。
永岡さん:そうですね。携帯でなんとなくネットを見ていた時間が、「中国語のチャプター1つやる」などに変わりました。
3-2.中国人の患者さんに覚えた中国語を使ってみたり、診療で使えそうなフレーズを書き留めている
尾崎:お仕事、プライベートで中国語を使う機会についてお伺いしたいです。差し支えなければ、中国の方と病院で、実際にどのようなやり取りをされているか教えていただけますでしょうか。
永岡さん:日本語が話せない中国の方との診療内容の会話は、実際1対1で行うのは今はまだ難しいです。病院のスタッフに、マルチリンガルの中国人女性が一人いて、その方に間に入っていただいたり、あるいは医療コーディネーターの方を挟んだりしています。
その方も中国人ですが、日本語がペラペラです。私が言えるのは、先程の「请坐。」や「请进。(お入りください)」、「你好。(こんにちは)」、「身体怎么样?(お身体の調子はどうですか)」という程度です。
高田:おおお!
永岡さん:あとは、お腹触りながら「哪里不舒服?(どこが調子悪いですか)」。
尾崎:すごーい!
永岡さん:ベッドに横になってもらうときは「请躺在这儿。(こちらに横になってください)」。などと声を掛けます。病気の説明は専門用語が入り難しいですが、簡単な日常会話をしていますね。通じてるのか分からないですけど。(笑)
尾崎:伝わっていると思います!
永岡さん:そういうレベルなので、まだまだですね。
尾崎:「習ったことをすぐに使っていこう」という気持ちが素晴らしいですよ。
永岡さん:そのぐらいは出来ないと、せっかく来てくれた患者さんに申し訳ない気持ちがあります。
高田:例えば、普段診療の際に使う言葉を、中国語で用意されていますか?
永岡さん:しています。別のノートに短いフレーズを色々と書き留めています。これは遠藤トレーナーにも送ったことがありますね。
尾崎:遠藤トレーナーから、ご自身が作った作文について「この文はあっていますか?」という質問が来るとお伺いしました。
永岡さん:はい。「胃を半分切る・・・」という内容の文ですね。実際に使うとしたらこういう表現かなと思いながら、いつか使えるようになったらという思いで作文していました。
高田:どんどんそのノートが増えて、さらにそれら表現を、いつの間にか使えるようになっている日が来ると思います!
永岡さん:そう願いたいですね。
3-3.実際に中国に行ったり、通訳なしで仕事をしてみたい
尾崎:現在の目標や将来の夢をお伺いしてもよろしいでしょうか?
永岡さん:やはり通訳なしでやり取りできたら嬉しいです。あとは、中国に1度も行った事がないので行ってみたいです。上海や北京などの、大都会がどんな感じなのか、見てみたいです。
尾崎:中国に行ってどんなことがしたいですか?
永岡さん:具体的なことは、今は全くないですね(笑)。お友達が上海に住んでいるので、「上海に行く」と言ったら、きっと案内してくれると思います。
尾崎:中国の方は一度親しくなると、本当に親切にしてくださる方が多いので手厚い歓迎を受けると思います。
高田:楽しみですね。先ほど10年前の上海の患者さんが・・と仰っていましたが、将来的には永岡さんのような中国語が話せるお医者さんが、中国人の方に求められると思います。その辺りのビジョンはいかがでしょうか?
永岡さん:中国の医療はすごい勢いで進歩しています。例えば、東京は大病院が乱立していますが、中国は「この手術はここだけでやる」という形なんです。そういう形をハイボリュームセンターと言います。
高田:そうなのですね!
永岡さん:人口も多いですし、中国の外科の先生はものすごい数を執刀してるんです。だから、もうすでに中国の方が技術的に上を行っている感じがします。この間も、北京の先生が手術のライブデモンストレーション(治療の様子を動画中継すること)をやっていて。北京大学の日本人の先生がそのライブの通訳をしていました。そういうところに行って、実際に中国の外科医とやり取りができたらいいなと思います。
高田:素敵ですね。ご自身の専門分野で中国人医師と何かできたらということですね。
永岡さん:接点があればやりたいですね。
高田:ぜひこれからも中国語を続け、日本と中国の医療の架け橋になっていただきたいと勝手に思ってしまいました。
永岡さん:理想はそうですね。
3-4.2年目の継続コースは受講費がお得!フルーエントで中国語を続けたい
高田:これからも中国語の試験を受ける予定はありますか?
永岡さん:実は最近HSK5級を受けました。結果はまだ出ていないですが、多分壊滅的な結果なのかなと思ってます。
高田:4級から5級はグッとレベルが上がりますよね。
永岡さん:もう参りました。恐ろしい点数で返ってくると思います。
高田:いやいや、わからないですよ!意外と点数が取れていたパターンもありますよ。
永岡さん:もう1回受けないといけないかと思っています。
尾崎:では、1年間のマンツーマンサポートコースを終了された後も、勉強を続けていかれるのでしょうか?
永岡さん:もちろんです。フルーエントの2年目は受講費がグッと安くなりますよね。
尾崎:2年目の継続コースも考えていらっしゃるんですか?
永岡さん:もちろんです。まだ申し込んでないですが。
高田:もしご検討いただければ、より充実したサポートを受け、学習を続けていただけると思います。
永岡:ありがとうございます。 (取材時はご検討中でしたが、現在は継続コースを受講中です。また、HSK5級も合格されています。)
3-5.フルーエントの魅力は、専任の日本人トレーナーの存在。
尾崎:中国語に興味のある方や、学習中の方へ一言メッセージを頂ければ嬉しいです。
永岡さん:すべての語学学習がそうですが、習得までには長い道のりが必要です。「たった何ヶ月で習得できる!」というおいしい話はないです。そうは言っても、基本はコミュニケーションツールなので、「その言語で何をしたいのか」が明確であれば、継続して学習ができると思います。
人によって習得したいレベルは、日常生活レベル、ビジネスレベル、翻訳レベルと様々だと思います。フルーエントだと広い範囲、自分の目的に応じた学習ができると思います。
そして、やはり日本人の専任トレーナーが付くことは大きな強みです。中国人だと、時にこちらの疑問のニュアンスが伝わらないことがあります。その点、日本人だと、日本人が間違いやすいところをおさえ、わかりやすく教えてくれるのが良いと思います。そして、トレーナーの「質問はいつでもいいですよ」というスタンスが嬉しかったですね。本当に中国語学習を始めようとお考えの方には、オススメします。
尾崎:素晴らしいお言葉をいただき、ありがとうございます!
3-6.受講費は、1か月で考えるとリーズナブルな買い物だった!
高田:マンツーマンコースの受講費は、それほどお安くはないと思います。永岡さんは、受講費について、どんな感覚を持っていらっしゃいますか?
永岡さん:一括で払うとなると大金なので、もし勉強を続けられなかったら大変だとは思いました。続ける前提で考えると、今思えばリーズナブルですよね。1か月にすると、2万5千円ぐらいでしょうか?
高田:12ヶ月なので、それぐらいですね。
永岡さん:最初に一括で払うのはやはり一大決心でしたが、月2万5千円の出費はそんなに高くないと思います。他に指定のテキストを購入する費用もありますが、語学学校に通ったり、オンラインで月に4回受講する、といったことを考えれば、高い買い物ではないと思います。ただ誰しも、続けられない可能性はあると思うので、一括のボタンを押すのは、結構勇気がいることだとも思います。
高田:本当に仰る通りだと思います。例えば、語学学校で中国人講師によるマンツーマンレッスンを受けるとしたら、50分1コマで5千円〜、仮に週2回だと月4万円以上になりますよね。語学学校の場合は、学習方法のマネジメントまではされないケースが多いので、トータルで見たら、フルーエントはお得ではあると思っています。
永岡さん:そうですね。特に私の場合は生活スタイルにぴったりと合っていたので。自分の好きな時間に勝手に勉強して、それで課題も好きな時に出してフィードバックしてもらえます。人それぞれだとは思いますが、私には合っていました。
高田:率直なご意見をお聞かせいただき、本当にありがとうございます。
尾崎:2年目も楽しみですね。これから学習を継続してHSK最上級の6級を受験されると思います。これからもスタッフ全員で永岡さんの努力の結果を楽しみにしております。本日はどうもありがとうございました!
永岡さん 5級6割取得後のコメント
私の場合、HSK5級合格といってもたまたま6割の点数が取れただけで HSK5級が示す「中国語の新聞・雑誌を読んだり、中国語のテレビや映画を鑑賞することができ、中国語を用いて比較的整ったスピーチを行うことができる。」レベルに達したという自覚はありません。しかし、多くの中国の大学の入学基準がHSK5級6割以上のようなので、まずはそこを目指して学習するのが良いと思います。フルーエントで学習すれば必ず達成できます。
遠藤さおりトレーナーからのコメント
定期的にいただく学習報告やコーチングで、学習における悩みや相談を一度もなさらなかったことがとても印象に残っています。
コーチングで「うまくいってないと感じることはありますか」とお聞きすると、いつも「ありません」のお返事でした。 フルーエントのカリキュラムにそって着実に歩まれましたよね。 見てマネ60を事前に購入され、しっかりと発音練習をしていただいていたので、初回の提出課題の発音を聞いて納得しました。非常に美しかったです。
HSKの受験はいつも事後報告でしたよね。毎回さらっと「受けてました。合格しました」と。永岡さんには驚かされることが多かったです。 質問も独創的なものばかりで、私自身回答することが非常に楽しかったです。
実際にお仕事で使えそうな文章をご自身で作成され、私のわかる範囲でお答えをさせていただきました。お医者様ですので、医学用語などはご自身で調べておられ、さすがだな〜とただただ感服しておりました。
これからも永岡さんの中国語学習を精一杯サポートさせていただきます!
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