フルーエント中国語講座の受講生インタビューvol.4は3年間の中国駐在から本帰国されたばかりの“TWさん”を直撃しました。1年間の受講で、猛スピードで中国語が上達!その勢いのまま中国語の検定にもチャレンジし、半年でHSK4級、8ヶ月でHSK5級を取得されました。
仕事で英語を使っていて、もともと語学好きだったTWさん。英語は、通信のバイリンガルズ英語講座で学び直し、ブラッシュアップされました。本人いわく、以前は「語学コンプレックス」を持っていたとのこと。それを乗り越えるためにも語学を学び続け、今では自信を持って中国語と英語のコミュニケーションを楽しまれています。
今回、そんな仕事×語学の波に乗っているTWさんを中国ゼミの高田がインタビューしました。
目次
1. 初めての中国駐在|仕事にも生活にも行き詰まっていた
中国ゼミ高田(以下 高田):中国駐在から帰任されたばかりなんですね。
TWさん:はい。現地の営業担当として3年間、駐在員として働いていました。長年、化学メーカーの営業をしていて、海外の顧客と英語でミーティングする機会もありました。 しかし中国に関しては、駐在が決まるまで全く関わりがありませんでした。
高田:初めて中国に行かれて、いかがでしたか?
TWさん:中国はもちろん、海外駐在自体が初めてでした。最初は、何と言いますか…結構しんどかったですね。職場で、同じ部屋に中国人の部下が7人いましたが、彼らと全くコミュニケーションが取れませんでした。くだらない話とかして場の雰囲気を作りたいのに、何もかも通訳さんを通さないとダメ。目の前にいる部下と全く会話できない状況が辛かったです。
高田:職場の雰囲気を良くしたいのに、直接話せないのは辛いものがありそうです。
中国人のスタッフと中国語で会話したい
TWさん:当時、とにかく部下とコミュニケーションを取りたかった。この気持ちが強かったと思います。
高田:言葉の壁でしょうか。その頃、中国語の勉強を始めたのですか?
TWさん:中国語については、駐在する3ヶ月前から、日本でオンラインレッスンを受けていました。とりあえず一通り基礎をバーっと詰め込んだだけで、あまり身についていない状態でしたね。中国に行ってからは、週末だけ語学学校に通っていました。
高田:語学学校での勉強はいかがでしたか?
TWさん:中国語、最初はやる気があったんです。しかし中国の慣れない環境での生活は、想像以上にしんどくて。仕事の忙しさを理由に勉強しなくなり、語学学校も途中で辞めてしまいました。今振り返ると、完全に行き詰まっていましたね。
2. 家族が受講していた中国語講座を始めることに
高田:フルーエント中国語講座を始めたきっかけは?
TWさん:実は、先に私の妻がフルーエント中国語講座を受講していたんです。妻も以前はネイティブ講師から中国語を習っていましたが、本人的に伸びを感じられなかったようで。インターネットで「いい学習法はないか」検索していて、三宅先生のホームページにたどり着いたらしいです。
高田:見つけていただきありがとうございます!語学を始めようと決意しても、なかなか「いい学習法」に出会えないと悩んでいる方が多いです。実際、奥様はフルーエントを受講されていかがでしたか?
TWさん:目の前でね、妻の発音がネイティブのようにぐんぐん上達していったんですよ!女性って耳がいいからか、明らかに私より発音が上手に感じました。何よりフルーエント講座の発音トレーニングが良かったみたいです。
高田:奥様の素晴らしい変化を目の当たりにしたのですね!
TWさん:はい。最初のプログラム、「筋トレのような発音の練習方法がいい!」と言っていまして。それを聞いて私も「なかなか良さそうだな」と興味を持ちました。
三宅裕之先生のコーチングで受講を決意!
高田:その後、講座を始めたのですか?
TWさん:そうですね。その頃、別で三宅先生のセミナーにも参加していて、コーチングを受けていました。当時、仕事で行き詰まっていたので、解決方法を探していたんです。三宅先生から「中国語どうですか?」って聞かれまして、「買い物くらいの中国語は何とか…」と答えました。先生から中国語学習のアドバイスをいただき、「仕事をスムーズにするためにも、もう一回勉強し直してみようかな」という気持ちになりました。
高田:職場に通訳さんがいらっしゃっても、ご自身で中国語を話せる方が仕事にもプラスになりそうですね。
TWさん:はい。中国語を使えるようになると、仕事が上手くいく、と。三宅先生から具体的なイメージを教えていただき、自分も共感したので「もう一回頑張ろう!」と決意しました。
3. 中国語発音の練習|日本人の先生から習う効果的な「筋トレ」
高田:発音のトレーニングから再スタートですよね。日本人トレーナーの指導はいかがでしたか?
TWさん:わかりやすかったです!日本語で筋トレの方法を詳しく教えてもらったので、頭でしっかり理解できました。テキストにも「1日に何回、○○をやりなさい」、と具体的な方法が書かれています。「口の形はこのように…」とか。日本人から日本語で丁寧に学べたのが良かったですね。
高田:口の形や舌の使い方など難しい発音方法は、まず頭で理解することが大切ですね。日本人の説明があると上達が早いです。
TWさん:本当にそう思います。実際、私が中国人の先生だけから学んでみて、伸びが感じられなかったので。正しい音声はネイティブの音声を聴きつつ、発音の仕方は日本人の先生から学ぶスタイルが一番いいと思います!
高田:でも、発音の筋トレは少々キツいと思います。まるで中学生が部活を始めた頃のような。
TWさん:そうそう。気合いが必要ですよ(笑)でも、その発音練習のスケジュールから、事細かく計画されていますよね。あれ、ものすごく素晴らしいですよ!人に言われると「勉強をやらざるを得ない」という環境ができるから。1週間でやるべき課題をこなすためには、1日の勉強を何分やればいいか…と、ブレイクダウンしていく。そんな感じで頑張っていました。
途中で諦めない!勉強が続く「学習報告システム」
TWさん:他に良かったのは、勉強した内容をトレーナーに報告メールを送るシステムです。「やっていません」という報告でも構わないんですけど、それも情けないじゃないですか。
高田:確かに!
TWさん:学習報告をしてくと、要は宿題をスケジュール通りこなすこと=いい感じに追われている状況になって。たとえその週の習得率が10%であったとしても、次の週も継続してくという流れができました。
高田:なるほど。完璧に立てられたスケジュールと、毎週の宿題。ハードかもしれませんが、だからこそ波に乗ったような感覚で続けられたんですね。
TWさん:はい。スケジューリングと学習報告システムのおかげで、自然と勉強ができました。
4. 中国語の勉強法だけでなく自己管理法も学べる講座
高田:フルーエントの講座は、中国語以外にも学べることが多いですよね。
TWさん:語学学習で重要な自己管理法を学べたのが良かったですね。やはり勉強時間の確保と、集中力を保つことが大切です。そのためには、自分の生活習慣を改善する必要があります。朝、早起きして一生懸命に取り組めるよう、食生活もキチッとする…など生活全体を整えました。
高田:素晴らしいですね!
TWさん:今まで夜は駐在の仲間と一緒にお酒を飲んだり、家でゆっくりしたり。結局ダラダラと過ごしていたんです。朝早く起きるために、夜は10時くらいにさっさと寝てしまえば、翌朝をキチッと迎えられる。夜の過ごし方が重要になりますよね。
高田:中国語の勉強に集中できる生活に変えたんですね。
早起きのために英語・中国語のオンライン講座を予約
TWさん:三宅先生がよく「朝早く起きたかったら、語学のオンラインレッスンの予約を入れましょう」と、おっしゃっていました。私はスカイプ講座の予約を入れて、毎朝5時から英語を30分、その後に中国語の教材をシャドーイング1時間半していまいた。
高田:早朝から連続で!
TWさん:はい。早朝のレッスンに毎日付き合ってくれた先生にも感謝です。おかげで勉強の良い循環ができていました。
高田:アドバイスの通り「早起きして勉強するぞ!」と決めて、実行されたのが素晴らしいです。
5. フルーエント講座の「中国語が上達する仕組み」
高田:フルーエントは「1週間分をテキストで勉強し、1週間で宿題をこなす」サイクルを回して上達する仕組みになっていますよね。TWさんの学習状況はいかがでしたか?
TWさん:なるべく1週間のサイクルを守っていました。だんだん宿題が増えていきますが、日常で使える中国語会話が出てきて面白くなります。私は中国で暮らしていたので、学んだ会話を実践できるありがたい環境でした。当時、覚えた単語は明日すぐ使いたい気持ちでしたね。
高田:発音の練習「筋トレ」を乗り越えて、楽しくなったんですね!
TWさん:はい。次の日仕事に行くと、昨日覚えた単語が聞こえてくるんです。「あ!わかる!」と。家で勉強した内容が実際の会話で出てくるという経験、そんなプチ喜びが重なって。その辺りから中国語がグッと楽しくなってきて、やる気がさらに出てきました。
高田:学習の成果を実感できるようになったんですね。
TWさん:家で例文を覚えて、次の日に部下との会話で使ってみる。講座で言われていた「勉強と実践のサイクルを回す」ことを試した結果、自分でも上達を実感できましたね。
会社の昼休みに1時間シャドーイング
高田:中国語の上達には、ネイティブの音声を追ってマネをする練習「シャドーイング」が効果的ですよね。人気の短文教材「口を鍛える中国語」などでシャドーイングしていましたか?
TWさん:はい。家で短文の会話をシャドーイングして、次の日に会社で使うように心がけていました。
高田:この教材は日常で使える表現が多いですよね。
TWさん:そうですね。あと、中国の会社では昼休みが2時間あったので、そのうちの30分はスカイプのオンライン講座を受講してその後に約1時間テキストをシャドーイングしていました。以前は30分お昼ご飯を食べたら、1時間半くらい寝ていましたが(笑)要は、工夫して勉強時間を確保するのが大切ですよね。三宅先生やトレーナーさんのアドバイスをいろいろ取り入れていました。
6. 自分には語学の才能がない?と悩む日々
高田:その後の学習は順調でしたか?
TWさん:実はその後、挫折感を味わっていました。日常生活では問題なく中国語を使えていましたが、仕事となるとピタッと聞こえなくなるんです。話すスピードが早いと聞き取れない。ヒアリングが難しくて悩んでしました。
高田:なるほど。中・上級レベルになると単語も増えて難しくなりますよね。
TWさん:そうですね…自分には「語学の才能がないんじゃないか」とか、いろいろ考えてしまいました。私の目標として「お客さんと通訳なしで面談したり、部下と中国語でミーティングすること」でしたが、全く届かない気がして。
テキストに救われた!心理テストなどで前向きに
高田:挫折をどう乗り越えたんですか?
TWさん:はい。三宅先生の心理学を取り入れたテキストがうまくできていて。モチベーションが下がる時期って大体みんな同じなんですよね。難しい内容の勉強が続いて行き詰まっていた時、テキストを開くと「コレやりなさい、アレやりなさい」と書かれているんです。とりあえず気持ちを上げるために、テキストの心理テストで自分のタイプを分析したり、目標や夢を書き出していました。
特に良かったのは、自分の学習状況をチェックして達成度や成長を点数で出す項目です。「前は達成度80点だったのに今は65点。ダメだなあ…」など、数字で可視化されるので、下がっている状態を客観視できました。「また頑張るか!」と前向きになれましたね。
7. 中国語の検定を利用|短期間でHSK4級、5級に連続合格!
高田:HSK試験にもチャレンジしていたんですか?
TWさん:はい。数あるアドバイスの中で、一番響いたのは、「とにかく自信がなくてもHSK試験に申し込みましょう」でした。
高田:先に申し込んでやる気を出す作戦!
TWさん:そう。悩みながらテキストを進めていると、ちょうど良いタイミングでスパイスが投入される(笑)それで無謀ながらもHSK4級を申し込んでね。結果、受かっちゃった。合格したら嬉しくて、その後も勢いよくHSK5級の勉強も続けて。なんか分からないけど5級も合格できたんです。うちの駐在員は約3年間駐在していますが、HSK5級に受かったのは過去に3人しかいません。
高田:素晴らしいです!HSK4級までは何とか取得…というのが現実だと思います。
TWさん:ですね。フルーエント講座を始めてから半年くらいでHSK4級は受かって、8ヶ月くらいでHSK5級を取得できました。なんか波に乗ってた感じで、結果が出て嬉しかったです。
高田:本当に短期間で結果が出ましたね!
8. 語学コンプレックスを解消!駐在前から生まれ変わった。
高田:1年間のフルーエント講座を修了し、日本に帰国されたTWさん。中国語を学ぶ前のご自身と比べていかがですか?
TWさん:一番良かったのは外国語に対する抵抗がなくなったことです。以前の私は、語学コンプレックスがありました。英語は仕事で使うので勉強していましたが、全く自信がなかったのです。今回の駐在で、全く初めての外国語を一から勉強して話せるようになりました。覚えた中国語を仕事の現場で使うことを繰り返して、「通じない恥ずかしさ」が消えました。語学は「完璧を目指さない」ことも大切ですね。
高田:確かに、完璧を求めると逆に「失敗する恐れ」から苦しくなるかもしれません。
TWさん:はい。「失敗しても気にしない」というマインドを持てるようになりました。フルーエントで中国語を学んだ経験から、自信と気持ちの余裕ができました。駐在前の自分から生まれ変わることができたので、これからもっと語学を楽しめそうです。
高田:最初のお話に戻ります。中国で働き始めた頃、スタッフとコミュニケーション取れずに悩んでいたお話を伺いました。帰任する前の職場は、どんな雰囲気でしたか?
TWさん:職場の雰囲気は、かなり良くなりましたね。みんな直接喋りかけてくれるし、慕ってくれる部下が増えました。もちろん仕事も楽しくなって、上手くいくことが増えました。以前は頼っていた中国人の通訳さんの出番がなくなって申し訳ないな…と、気遣える自分になっていた(笑)
高田:TWさんの力で、職場の雰囲気がガラッと変わったんじゃないんですか?
TWさん:いや、完璧ではありませんよ!
高田:いやいや「完璧を目指さない」ですからね(笑)
完璧を目指すと挫折する。「ちょっと話せる」を目指すと楽しめる。
高田:中国語を学んでみたい人や語学コンプレックスがある人へ、メッセージをお願いします。
TWさん:語学をマスターすることで自分に付加価値が付きます。仕事では、外国人と直接コミュニケーションを取る方が上手くいきます。結果、自分に自信がつくと同時に社会的に認められます。とにかく、自分の魅力が増して生活全体が豊かになるんです。プライベートでは海外旅行を楽しめますし。中国語を学んで得られた喜びは、かなり大きいですよ!
高田:想像以上の収穫があったのですね!
TWさん:はい。私が伝えたいのは「語学学習で完璧を目指すと挫折してしまう」こと。すごく堪能になる必要はなく「ちょっとかじって生活できる」レベルを目指すことをオススメします。生活の中で外国語を使えると、人生がすごく楽しくなるので。
高田:その通りですね。
TWさん:あと、前に三宅先生がおっしゃっていました。「英語と中国語が喋れないことが、これからの時代リスクになる」と。私はこれからも楽しく学び続けて、語学力を磨きたいです。
高田:翻訳アプリを介するより、直接コミュニケーション取ることが一番ですね。
TWさん:そうそう!「ちょっと話せる」でもOKなんです。あとは中国のアプリ「WeChat」で交流したり、買い物、タクシーを呼んだり…何でもできますから(笑)
高田: WeChatは万能ですよね。では最後に、講座について一言お願いします。
TWさん:はい。フルーエント中国語講座は、自己管理法や目標設定、モチベーションを保つ方法も教えてくれます。楽しく学習できる講座ですよ。中国出張へ行く方、駐在員、中国語を覚えたいすべての人にオススメです。
高田:ありがとうございました!
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中国語を勉強したいと思っても「発音から難しそう…」と感じているかもしれません。
大人がゼロから外国語を学ぶのには勇気がいるかもしれません。
今回インタビューしたTWさんから、
中国語を覚えながら生活習慣を改善し、自己管理能力が上がったこと、
仕事が上手くいって自信がついた体験談をいただきました。
「語学は完璧を目指すと挫折する。少し話せるのを目指すと楽しめる」
語学を学ぶ人にとって、勇気と希望を持てるメッセージですね。
中国語に少しでも興味があるなら、ぜひTWさんのように
人生に楽しみを見つける感覚でチャレンジしてみてください。
フルーエントの受講体験談をお読みいただきありがとうございました。